鶴姫伝説 村上海賊の娘が憧れたもう一つの海賊の姫の物語 | 道後温泉本館に行くなら

鶴姫伝説 村上海賊の娘が憧れたもう一つの海賊の姫の物語

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瀬戸内海に浮かぶ一番大きな島、大三島に伝わる「鶴姫伝説」を知っていますか?

私がこの「鶴姫」に興味を持つようになったのは、たまたま両親を連れて大三島へ藤の花を見に行ったとき、偶然にもこの鶴姫の銅像を見つけたのです。偶然にもといってもそんなに大した話ではありません。大山祗神社の境内でお参りをして、散歩がてらブラブラと歩く静かな道に、この「鶴姫」の銅像は立っています。

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おりしも和田竜の「村上海賊の娘」が一番話題に取り上げられていたころです。私ははじめて鶴姫の銅像に出会ったとき、「村上海賊の娘」は読んでいませんでした。単に本の人気を聞いていただけです。ですのでこの「鶴姫」の銅像を見て、「あ~、これが話題の村上海賊の娘か~。この銅像を見て本を書いたんだな」と漠然と思っていました。

 

大山祗神社を後に、藤の花が有名な「大三島藤公園」を見学し、大三島を後にしました。

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大三島からしまなみ海道を渡り大島へ行き、その大島で「村上海賊博物館」というところへ行きました。この博物館へ行ったのもたまたまで、両親が「せっかくここまできたんじゃけん、話題の村上海賊博物館くら見ていこや」と言ったからにほかありません。私も「まあ、話のタネにちょっと見ておくか」くらいの軽い気持ちで、この村上海賊博物館へ行ったのです。

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まあ評判になっているから、そこそこ人は居ましたね。ですが、正直そんなに面白いところでもありませんでした。「村上海賊の娘」でも読んでいれば、また違たのかもしれませんが、その時点では読んでいませんでしたからね。よくあるビデオを見ながら、半分あくびをしながら聞いていました。

「ふ~ん、村上海賊の娘は『景(きょう)』っていうのか。鶴姫っていうんじゃないんだ」と私はその時点でも「鶴姫」と「村上海賊の娘『景』」は同じ人物だろうと思っていました。

結局そのビデオの中では「鶴姫」が「景」のモデルだとは一言も説明がありませんでした。そりゃそうでしょう、別な人物なんですから。ですがその時は「なんだよ。もっとモデルにした姫の話くらいすればいいじゃん」と半分あきれながら「だから愛媛の人は商売が下手なんだよ」と思いながら、そのビデオの会場を出て、1Fにあるカフェへ行ったのです。

 

そのカフェの奥は小さな図書室みたいになっており、村上水軍に関する本や、瀬戸内に関する歴史などの資料がこじんまりと並べられていました。「シケテルなあ」と思いながら、何冊か手に取ってパラパラ見ていましたが、やっぱり「鶴姫」に関することは出てきません。

私はこの時点ん半分あきれながら、半分怒りにも似た感情を持っていました。「なんで、もっとモデルになった人物の資料を行いんですか?みんな鶴姫のことを知りたいと思いますよ」といくらか逆上しながら、受付の若い女性につめよったのです。

受付嬢

そうするとその受付嬢は、「何言ってんのこのおっちゃん」という顔をしながら、「お客様のおっしゃる意味が分かりかねますが」と言ってきたのです。この時点で私は完全に逆上し「だって村上海賊の娘のモデルは鶴姫なんでしょう?なんで実際にいた人物をもっとクローズアップしてあげないんですか?そうすれば、もっと「村上海賊の娘」といったフィクションより、もっと説得力があるPRができるじゃないですか。なんでそれをしないんですか。だから愛媛の人は商売が下手だって言われるんです」と、おそらく吊り上がり目をしながら、やや大きな声を出して詰め寄ったのです。

 

そうするとこの受付嬢、ようやく合点がいった様子で「お客様は何か勘違いされているようです。鶴姫と「景」とは時代的には近いですが、全くの別人でございます。時代が近いとは言っても、二人は40年ほども時代が違います。この村上海賊博物館には、したがって鶴姫様の資料は、あまりおいてありません。それでも子供向の本は一冊ありますので、それをご覧いただきましょう。」そのように言ってきたのです。

 

そして「こちらの絵が鶴姫の絵になります」と案内された壁に、鶴姫の絵がかざってありました。

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私は、おそらく「口あんぐり」だったと思います。「鶴姫と村上海賊の娘は全然違う人だって?じゃあ鶴姫は何者なんですか?何をした人なんですか?なんであんなに銅像を飾っているんですか」ここから私は俄然「鶴姫とはいったい何者なんだ」と興味をもちはじめたのです。

 


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